NHKの番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」台湾編のロケ地の一つ、淡水(Tamsui)で出会った猫さん(2016年5月撮影分)。
2016年4〜5月(2016/4/30〜2016/5/3)の台湾旅行の最終日(2016/05/03)。空港へ向かう前の午前中、MRT淡水線に乗って、北側の終点、淡水駅へ。
ネットの情報によれば、番組のロケ地は「川に突き出る様に横方向に伸びた大きな木がある場所を目標に進んでいくとある」らしい。淡水駅を降りて、表通りや商店が立ち並ぶ繁華街ではなく、駅前公園の脇を通る淡水河沿いの細い道を歩く。
台北駅近くのホテルへ戻り、空港へ向かう時間を考慮すると、淡水での滞在時間は、1時間〜1時間半が限度。45分歩いた時点でロケ地に行きつけなかったら、諦めて引き返すしかない。
30分以上歩き、そろそろ他の選択肢(引き返して駅付近のお土産屋立ち寄り)も考え始めた頃、見慣れた風景の場所に辿り着いた。しかし、猫さんがいた小さな公園の様な場所は、金網フェンスで囲まれていて、中に入れなくなっていた。
猫さんもいない様だし、諦めて帰ろうとした時、フェンスの中で何かが動いた。
死角になっていた階段の向こう側にいたのは…
1匹の黒猫さんだった。
「おーい、こっち向いて〜！」
「おーい、こっちに来て〜！」
…の願いも虚しく、スタスタとさらに遠くへ移動する黒猫さん。
仕方がないので、淡水駅へ戻ろうとすると、グルっと回って黒猫さんがフェンスの外側へ出て来た。
望遠で撮れる範囲まで静かに近付いたけれど…
警戒して塀の上飛び乗る黒猫さん。
